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用途用途

蒸気配管

考え方

蒸気還水の水質は主に炭酸水とのことであり、炭素鋼では温度60℃において腐食度が最大となる。
温度60℃の飽和炭酸水中の腐食度は、Cr添加量の増加に伴って減少し、Cr量約14%の時、腐食度は約9×10-4g/m2/hrと小さくなる。
60℃飽和炭酸水中において、Cr添加量が7%から不動態化現象が認められ、Cr15%では明確な不動態化が認められる。
従って、17%CrのSUS430LXは、蒸気還水系で、十分な耐食性を保持出来ると判断される。
蒸気配管用途は、熱疲労破壊に注意が必要である。耐食性はSUS304が優れるが、熱膨張率が大きい為、熱疲労に対しては不利である。
SUS430LXは熱膨張率が炭素鋼よりも小さい為、熱疲労に対しては有利である。
伸縮継手の挿入個数の低減が期待できる。

参考資料

  • use_img04a
    Fig.2 SS41の飽和炭酸水中の腐食度
  • use_img04b
    Fig.3 飽和炭酸水中のFe-Cr合金の
    アノード分曲線
  • use_img04c
    Fig.4 60℃ 飽和炭酸水中のFe-Cr合金の
    腐食度
  • use_img04d
    Table.1 鋼種別の基本質量と平均熱膨張率

    引用文献:池澤、金子、松島、工藤;日本建築学会大会講演梗概集;D、(1998) , 1037頁

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